装飾遊び |

(へナとは・・・西南アジア~北アフリカまで広く自生するミソハギ科の低木植物)
かつては部族を区別したり結婚式やお祭りの装飾として、悪運を追い払う為の魔法の印や護符として無限のヴァリエ-ションで描かれていました。
今でも魔除けとしての意味あいは強く伝承されていますが、染料としても使用されるヘナの葉や茎は絨毯や陶器の色付けに、また髪染めとして使ったりします。
モロッコにいる間、細かい装飾を両手にびっしりと描いたお婆さんを見かけたり、あるお宅にお邪魔した際、お母さんは額に紋章として、また娘さんは髪染めに、というように日常生活に根付いたものなんだなと改めて思いました。
そんな旅の途中、モロッコの古都'Fez'で私もへナ装飾を初体験。現地の方はだれでもさっと描けてしまうという印象だったので、へナと注射器を即購入、持ち帰ってきました。
茎や葉を乾燥、粉末にしたものに砂糖水とレモン汁(ヘナの定着を助け発色が良くなるそうです。)をいれまぜまぜ。マヨネ-ズより少し固めくらいの粘り粉を注射器で吸い取りいざ装飾!
砂漠・テント・星を幾何学的に表し、入れる場所によって意味が異なるようですがとりあえず楽しんでみようと適当にパタ-ンを組み合わせ、待つ事1時間・・・。
始める時間が遅く、気付いたら4:30。満足して即、眠りにつきました。
今日は、木製フレ-ムに金属装飾が留め付けられたNiger製‘Tuareg族’の渋い手鏡が売れました。唯一手荷物として持ち帰った商品で以前から手鏡が欲しい、というお客様からの依頼品だったのでオススメをした所、気に入って頂けたようで本当に嬉しかったです。
ありがとうございます。
そして閉店間際、一言目に「いたずらできるおもしろいものはないの?」といつも言うお客さんが駆け込んできました。今回のテ-マはインディアンらしい。単純にドリ-ムキャッチャ-、トルコ石?という私の乏しいイメ-ジだけで終わってしまい、ご満足いただけず・・・テ-マを変えてまた来る、といわれました。
というわけで‘世界の手仕事’をテ-マにしたDALIAにもまだまだ未開拓の地が沢山です。
DALIAへのリクエストがあったら、お聞かせください。
