2009年 04月 04日
DALIA Event Live Vol.12 新月の音 「 金属の共鳴 」 |
シタール 伊藤公朗 × ムビラ トンデライ・ティリコティ
2009 年4月 25 日(土) at:DALIA
Open 17:00 Start 18:00~
前売り¥3.000 当日¥3.500 ※共に軽食付き
◎今回のお料理・・・DALIA食堂から、お国にちなんだ軽食をご用意します。お楽しみに!
※ドリンクも取り揃えています。
◎お申込方法
電話、メ-ル又はファックスにて承ります。
お名前、電話番号、人数をお知らせください。
ご予約・お問い合わせ:post@dalia58.com/
Tel:03-3663-3021 Fax:03-3661-5196
東京都中央区日本橋大伝馬町2-9
交通:東京メトロ日比谷線 「小伝馬町」 駅A3出口徒歩1分
「シタール」 インド古典 撥弦楽器
およそ700年前、北インドで生まれた楽器。かつて宮廷音楽・芸術音楽の中心を担っていたシタール。古代インドの音楽家は、高い次元に位置づけられ、その音はまさに純粋な神々への讃歌であり、また神々と一体化するための手段ともされていた。弦は全部で20本 程あり、そのうちの11 ~ 13本 は共鳴弦と呼ばれる。「ラーガ(旋律)ターラ(ビート)の規則1:即興9」という約束ごとを厳守しながら、つねに「演奏者の今」を即興で表現している。静かに流れ始めるシタールの旋律が少しずつ速度を増し、リズムを加え、スリリングに、エネルギッシュに、やがて頂点にたどり着いたところでドマティックにラーガを終え余韻を残してゆく。
「ムビラ」 ジンバブエ
アフリカ南部、ジンバブエの約70%をしめるショナ族の民族楽器。祭礼で精霊や先祖の霊と交信する為に演奏される神聖な楽器は「親指ピアノ・オルゴールの原型 」とも言われその音色は美しく、涼やかで心地よい。伝統奏法としては前奏、後奏を2台のムビラで合奏。異なるリズムが同時進行するため、独特のポリリズムが展開される。曲は同じフレーズの繰り返しで構成され西洋の楽曲のようにわかりやすい盛り上がりやフィナ-レはない。夜通し行われる本場の儀式で人々はムビラに合わせて踊り、歌い、儀式の為の地酒を飲み交わし次第にトランスへと入ってゆく。興奮が最高潮に達した頃、ムビラの音色に 誘われ先祖のスピリットが降り、霊媒体を通じて人々にメッセージを告げる。まさにムビラは 「 先祖の魂と人々 」を繋ぐ楽器である。
シタール【 伊藤公朗 プロフィール 】
1953年、愛媛県の山奥にある禅寺で生まれる。
1977年、ガンジス河上流のヒンドゥー教の4大聖地のひとつ、バドリナート寺院に住む聖者に弟子入りを請うために、シタールを持って当時外国人の長期滞在は許されていなかった聖地に向かう。ガンジス河上流の聖地で、ナーダヨギに弟子入り、シタールを学び始める。インドでも滅多にいないナーダヨギ(音楽を通して修行する僧侶)である聖者は、名を D.R.Parvatikar(D.Rパルワティカル)と言い、ビーン奏者でもあった。師は、厳格な聖者で、彼の弟子として毎日可能な限りの時間を楽器の練習、音楽に専念することを要求された。師とともにインド各地のヒンドゥー教の聖地を巡礼しながら、5年間のヨギ生活を送る。1982年からアンドラプラディッシュ州都ハイデラバードで、州立音楽大学教授のシタール奏者、K.Atmaram(アトマラーム)に師事。
現在、宗派を超え寺院での法要、仏事での演奏、また日本各地でインド古典音楽の演奏活動、他ジャンルの音楽家とのセッションと様々な分野にて勢力的に活動している。
ムビラ【 トンデライ・ティリコティ プロフィール 】
1984年ジンバブエの郊外チトゥンギザ生まれ。多くのムビラ奏者のファミリートーテムであるビジィ(しまうま)トーテムを誇りとする。父ガリカイ・ティリコティは、7つのチューニングを用いてオーケストラのように合奏する、という前衛的奏法をあみ出したスーパープレイヤーとして知られる。その影響を強く受け、12才より本格的にムビラを演奏し始める。「ビラ」と呼ばれるムビラによるショナ族の祖先降霊儀式で数え切れないほど演奏し腕を磨く。ムビラ制作にも14才から携わる。去年2008年12月来日。MADZITATEGURU-マズィタテグル(ショナ語で「先祖の精霊」の意)を結成。都内中心にムビラ教室&ライブを展開中。
祖国ジンバブエとその音楽ムビラを日本に広める活動を通じて日本とジンバブエの橋渡しになりたいと願っている。
by dalia58
| 2009-04-04 18:10
| 音